KANAZAWAHAKKEI UMIMACHI PROJECT

伊藤忠都市開発

UMIMACHI LABO ACTIVITY vol.5-1

金沢八景で暮らしの未来づくりがはじまる。
「うみまちLABO会議」(前編)

うみまちLABO
会議出席者
金沢八景まちづくり協議会:会長 ・ 海野悦男氏
金沢八景共栄会:理事長 ・ 鈴木康仁氏、永島稔氏
さわさわ会HAKKEY.Plusの皆様
伊藤忠都市開発株式会社:黒岩武志、上島信之、皆川貴弘
駅周辺の歩道整備や駅西側の公園整備など、新たな街づくりが進む「金沢八景」駅前。その影には長年にわたる多くの方々の努力がありました。その想いと願いを、「金沢八景まちづくり協議会」「金沢八景共栄会」の街づくりに携わった方々、「クレヴィア金沢八景 THE BAY」の開発をきっかけにこの街と出会った伊藤忠都市開発の担当者に聞きました。
2018年度完成予定の「金沢八景」駅周辺開発概念CG
30年の時を経て新たな街づくりがいよいよ始動。

うみまちLABO(司会):「金沢八景」駅周辺で新たな街づくりが進行中ですが、計画の経緯についてお聞かせください。

鈴木:新聞紙上に掲載されたのは昭和61年だと思います。横浜市のモノレール延伸が発端だったんですが、賛成しない人たちもいました。もともとここは周りから羨ましがられるほど立地が良く賑わっていた。だから「変わること」を望まない人もいたんです。それをきっかけに賛成派と反対派が分かれました。紆余曲折あって正式に「まちづくり協議会」が発足し、私も理事として参加したんです。しかし、人の立場が変われば温度差ができますからね。なかなか本音で話せず、市の開発事務所との連携も難航して随分と時間がかかってしまったんです。

永島:もう30年です。僕は2代目ですが僕の父が今の僕より若い頃ですよ。開発が決まるまでは建て替えもできなかった。景気の良い時に攻めの商売をしたかった人たちも待たされ、代替わりしてしまった。それがようやく今走り始めました。

海野:平成22年の仮換地指定でやっと進み始めたんです。私も駅前で35年商売をやってきましたが、バスが入る道も狭いし建物も木造だった。駅前だけでもきれいにしなくてはならない、私はそういう考えだったんです。

A:2018年度完成予定の
「金沢八景」駅前開発概念図
B:駅西側道路完成予想CG
新たな人たちが楽しんでくれる魅力ある街づくりを。

うみまちLABO:区画整理事業や新しいマンション計画によって新たに人が流入しますが、期待することはありますか。

鈴木:もちろん歓迎します。そんな方々に応える商店街になりたいと思うし、ならなければならない。金沢八景は横浜や上大岡もすぐですが、地元で楽しんでもらえる魅力のある街にしたい。
モノレールの時も、駅直結ではなく降りて街を歩いてほしいという地元の声が挙がりました。その時に僕は反対したんです。それは弱いんじゃないかと。利用する人がわざわざ降りて買い物をしたくなる街にしなくては長続きしません。

永島:本音を言えば歩いてほしいですけれどね(笑)。しかし、駅としては繋がった方がターミナルとして価値が上がる。それで利用する全体数が増えればその方が良い。だから、なおさら賑やかな街をつくらなくてはならないんです。

C:金沢シーサイドライン「金沢八景」新駅
完成予想CG
D:(仮称)金沢八景西公園
完成予想CG
商・学一体でアイディア溢れる活動を展開。

うみまちLABO:街づくりに「HAKKEY.Plus」の皆さんも参加していますが、学生の立場から期待していることは?

HAKKEY.Plus:1つは新しいお店が増えて賑わうことで、大学としてもブランド力の促進につながること。2つめは、自然と歴史を生かした西公園の整備がされること。たとえば西公園が大学のフィールドワークに取り入れられれば、より多くの人に街の歴史や緑を知ってもらえる機会ができますから。

上島:緑のお話がありましたが、我々もマンションをつくる立場から街に貢献するため、限られた敷地面積ですが緑の軸や公開空地、歩道の広がりをつくることを考えています。
この街は学生をはじめ様々な組織が長年取り組みに参加している印象を受けます。それも皆様が話し合われてきた結果なのでしょうね。

鈴木:学生たちは年配の私たちと全く視点が違いますし、こういうのも大切だなと思います。私たちにも良い刺激になるし、学生たちも街づくりに携わることは社会に出る上で良い経験になっていると思います。

皆川:クリーンアップ活動などを実際にやられているのも、他ではなかなか見ないですよね。

永島:それは学生からの意見が大きいです。商店街だけでは、なかなかやらないんですよ(笑)。

鈴木:「学生の街」として横浜市も積極的な参加を啓蒙しているし、「街は商店が活性化しないといけない」という考えも持っている。商・学連携、商・学協同。それは横浜市にとっても願ってもないことだと思います。

黒岩:瀬戸秋月祭の行灯による光のイベントを拝見しましたが、それも「HAKKEY.Plus」さんのアイディアですか?

鈴木:あれは他団体主催を横浜市立大学の研究会が引き継いだ歴史あるもので、現在ではあくまで学生を主体に私たちがサポートしています。
私たちは金沢八景まつりがメインで。他にも青空市場・瀬戸秋月祭・節分祭、町内会は天王祭も開催しています。現在は町内会と二人三脚で街を盛り上げていますが、それは街づくりの件で壁が無くなって協力ができるようになった結果ですね。

金沢八景共栄会 理事長 鈴木康仁氏
瀬戸秋月祭(2015年10月撮影)
※掲載の2018年度完成予定の「金沢八景」駅周辺開発概念CGは平成28年10月撮影の航空写真に計画段階の図面を基に CG処理を施したもので実際とは異なります。都市計画事業の計画段階のもので、今後変更される場合があります。※徒歩分数は約80mを1分として算出(端数切り上げ)したものです。※A~Dの概念図および完成予想CGは、すべて横浜市都市整備局ホームページより抜粋。
後編につづく ▶
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